白沢川
下白沢橋から上流。
長野県 山ノ内町 夜間瀬。下白沢橋から下流には、倉下川との合流地点に徳竹養魚場がある。そして上流を見上げると、うんざりするような光景がみられる。
この連続する砂防堰堤はおよそ2.5kmにおよび、この間の釣りは大変苦労する。倉下川のそれとちがって魚が遡上できる高さじゃない。野々海川と同じものだ。だけど水量がぜんぜんちがう。水に勢いがないせいだろう、段差の滝下が壺になっていない。コンクリートの板。あまり長くない段差と段差の間の瀬、ここにあるわずかの深場で、なんとかイワナを1匹だけ釣りあげた。いるにはいるんだ。
こういうところにイワナは細々生息している。でも多くはない。
白沢川橋から上流。
中河原橋から上流。
ウシ。このあたりは放牧地。
護岸を降りたり上がったりするのがしんどい。上から見て良さげなポイントを物色して、なければ素通りしてゆく。だが根が続かなかった。中河原橋というところに来て、ひとまず中止。この連続堰堤だけで時間を費やすのが惜しくなった。源流へ向かってみる。
源流は釜川のそれに似ている。なんだか川原の石が不自然にキレイな気がする。見上げると配水管だろうか、橋のように川を渡っている。いろいろいじくられている渓流らしい。
イワナはいるが、この時期だから先行者の跡があり、釣れるのは小型で、あまり多くはない。でも釣れるということは時期を外さなければ、それなりの釣果はあるのかもしれない。
せまい林道をひた走り、白沢川源流を渡る橋に出る。途中、道が分かれるところに看板がかかっていて、それにはイワナ原種保存区とある。でも禁漁とはなっていないので入渓。
ここでもいちおうの釣果はあったが、折からの雨がつよく打ち始め、退散。
上流域にはいっても、高い砂防堰堤がいくつもある。それを高巻いての遡行となるが、そう数や型を期待できないので、釣り場として魅力的とは言いかねる。だがいずれもう少し早い時期にやってみよう。倉下川とともに。
霧雨にかすむ源流。これもわるくはない。こう気温が低くなければ。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.45815148855&latitude=36.806567084751
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