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横倉沢川

横倉沢川沿いの道路

        横倉沢川沿いの道路

 

 青倉トンネルとかができるまでは国道だった旧117号線を行くと橋がある。そのたもとに川沿いの道があるので入渓は比較的楽だ。

 この道は砂防堰堤の工事のための道で、かつてはかなり奥までクルマで入れたものだ。今では単なるヤブでしかないが。

 

95(平成7年)5.3横倉沢

 十数年前の横倉沢川。右上端に少し見える道路は、砂防堰堤まで伸び、クルマでも入れた。

 見ての通り他の渓流に比べ、あきらかに見劣りのする川で、当時はほんとうに魚が棲むのか疑いながらも竿を出してみたものだ。そしてどうにか4匹のイワナを手にした。20センチくらいの小物にすぎないが、この世界で駆け出しの初心者には十分満足のいく結果だ。

 

川95(平成7年)5.3横倉沢川イワナ

 

 次の年、4月だったと思うが、川は水面すべてが白泡で、とても手が出ない。雪代だとこんな小川でも釣り人を寄せ付けないほどの水量を誇る。この日はおとなしく引きさがり、水が治まる日を待つことにする。だが水量が落ち着くのと草木が繁茂するあいだを測るのは、サンデーアングラーにはけっこう難しい。     

 

 それから数年後、すでに緑がまぶしい季節になっていたが、なんとか遡行には差し支えない。チョウチン釣りにはなるが、まぁ大物が出ることはないだろう。

 期待して入渓したものの、思ったほどの魚信はない。どうやらすでに先行者が何人も入っているらしい。川に沿って草が踏みしめられている。ここをホームにしている釣り師がいるのかもしれない。

 それでもどうにかイワナを何匹か出した。木枝の覆いかぶさる竿ぬけポイントに的を絞って、ひたすら竿ぬけポイントにこだわった結果だ。

 

小イワナ

横倉沢

アメマス風のイワナ

       緑まぶしい季節の横倉沢川とアメマス風のイワナ。

 

盛期の上流へ

 

 2010年の夏にいちど入ってみた。かつての砂防堰堤の道路は緑に埋没し、藪の中の石垣が廃田跡であることをわずかに示している。

 入渓者の跡は見受けられないが、魚信は少ない。緑が繁茂する前に釣られて数を減らしたのだろうか。

 なんとかヒットした小物は地味な体色で、あまり放流モノという感じがしない。放流もあまりされていないのだろうか。

 

石垣

 ヤブの中を進んでいくと、突如こういう石垣があらわれる。かつての棚田跡だ。

 

やっとでたイワナ

      大場所でやっとでたイワナ。だが小さい。

 

 ひたすらヤブと格闘しながら進んでいく。これで釣果があれば報われるのだが、たまに出るのは上記のサイズのみ。わかっていたことだが、やはり春先の釣り場である。

 

カワヤナギ

 倒れていたカワヤナギの大木。ここでお昼にして、そののちふたたびヤブ中に挑む。

 

 やがて砂防堰堤に到達した。葦の密生するその向こうにコンクリートの構造物がみえる。以前はここまで道が続いていて、ここまで来るのにそう苦労はなかったと記憶している。

 左岸にこの砂防堰堤を越えられるスロープ状のルートがあったはずだが、藪の中、どうにか見つけて登ってみる。

 

砂防堰堤

砂防堰堤2

砂防堰堤下のイワナ

      砂防堰堤下でヒット。大場所なのにサイズはいまいち。

 

 堰堤上はカワヤナギと葦がはえる浅瀬となっていた。たしかこれができてしばらくは水が溜まってて、いい感じの深場ポイントになっていた。釣れたことはなかったが。

 

 遡るごとに水量は減少していく。瀬のポイントは少なくて、魚もいない。やっと小さな滝の、滝つぼのポイントにたどりつき、ここで良型を釣り上げた。昼なお暗い沢の中で、木漏れ日に魚体が輝く。ここまで貧果だっただけに感慨深い。

 

滝壷

良型イワナ

 やっと出た25pの良型。

 そしてもう一発。

良型イワナ2

 

 さらに奥へと入ってゆく。川幅が狭いと藪をかきわけていかねばならず、なかなかしんどい。魚も出ないし、夏に来るところではないな。

 来た方角に目をやると、木々のあいだに見える山並みがかすんでいる。けっこう遡ってきたようだ。

堰堤からここまでは似たような風景、渓相がつづく。頭の中の地図を思い浮かべる。それだとまだ先があるが、どうも苦労の割に成果はなさそうだ。今日のところは引き返すことにした。

 

下界を見下ろす 

 

入渓ルートについて

 @旧117号線からのルート。

 A鉄塔を管理するための道のようです。(地図では点線)ほとんど草を伐採しただけの道。

鉄塔管理道

鉄塔管理道2

 

 B廃田ばかりかと思ってたら今でも作付されている田園地帯がある。小型車なら進入もできると思うが、地元農家の専用道路と思って、クルマでの利用は避けたい。

 

コンクリートの道

 コンクリートの道の上を横倉沢川が流れている。

 

下流域

 

横倉沢川下流

 

 旧国道より下流はどうだろう。僕も渓流師のはしくれを自認しているものだからつい上流に足が向くが、ある日、千曲川出合いまで下ってみた。

 印象としては千曲川に近づくにつれ魚影は濃くなる。釣れるイワナはいろいろで、良型もいれば小物も釣れる。色もアメマスっぽいのからやたら朱点の鮮やかなものもいる。放流がなされているなら仕方がないが、ここも地域個体群のイワナが数を減らしているようだ。

 

おなかにスレがかりした小物2

 

おなかにスレがかりした小物。大きな落ち込みのポイントでこのサイズでは・・・と

この先に期待できるかどうか、不安があったが・・・。

 

標準のイワナ

 

 23センチのイワナ。このタイプのつづけざまにヒットした。

魚影はかならずしも濃くはないが、これが標準的な個体であるらしい。

 

朱点イワナ

 

 そして最後に出た25センチくらいのイワナ。不自然なくらい朱点の色が強い。上流ではみられなかった体色のイワナだ。

 

横倉沢川千曲川出合い

横倉沢川千曲川出合い。

 

 

横倉沢川地図

 

横倉沢川地図

出典:電子国土 電子国土ポータルサイト(http://cyberjapan.jp/

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=55383450

 

 

おまけ

山苧環

 ヤマオダマキ。

 

サルナシの花

 サルナシの花。

 

ナラタケ

 ナラタケ。渓流では、春夏でもしばしば目にする。これは持ち帰り、お味噌汁でおいしくいただいた。

 

横倉沢付近から見た千曲川

 横倉沢付近から見た千曲川。

 

 

 

 

                                                        

 

 

 

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