野中沢芋川
古い記録の中から、これも初心者だったころのもの。
三国川支流の野中沢という小渓流。
時期はまだ3月半ば。好天ではあったが気温が低く、まだ雪代がはじまっていない。というより渇水にちかい水量だった。このころの僕には手ごろといっていい。
16:00 高倉山1.143m。
川沿いの雪の上には複数の足跡がある。釣り師のものかどうかは分からないが、あまり期待はできそうになかった。
ちいさな落ち込みのポイントはあるのだが、あまり深場といえるところがない。魚信を得られないまま遡り、流れは林の中となる。この先は雪の量がいまだ多く、川幅も狭まっていて、遡行はちょっと無理に思えた。いちど攻めたポイントをさぐりながら引き返してゆく。
昼過ぎに始めて、もう15時を回っていた。空はいまだ明るいが日射しは傾き始めている。そんなときに魚信がきた。
20cmのイワナ。このタフコンでは上出来である。この一匹に満足していると、また来る。なんで今になって・・・。考えてみたら、夕マズメになったのだ。早期といえど、水量の少ないときは魚も警戒心を高めている。だから日射しの強い日中は出てこないのだ。・・・と思う。
その後、ここでの釣りはしていない。たまにのぞいても、小渓流ながら人の跡が多いので、なんとなく敬遠してしまうのだ。
でもそのうちまた・・・。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.98933716073&latitude=37.042102925639
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