平手川

　新潟県 南魚沼市 余川。

　以前はこの余川が川の名前かと思っていたが、これは地名で川は平手川という。

　国道253号線のそばを流れるので入渓は比較的らくだ。下流は町中で近尾川と合流する。

　下流域は護岸されていて、夏場は水量が激減し、ほとんど葦に埋め尽くされる。そんなんで竿を出す気にはならないが、春の雪代期にはまだやっていないのでなんともいえない。もっとも、町中を流れているので、なかなかそんな気にはならないが。

　この渓流へは国道253号線から農道に入るところがあるが、地元農家の邪魔にならないよう駐車には気をつけなければならない。

　釣りは関越自動車道のすこし上からできるが、アブラハヤ以外釣れたことはない。400ｍくらい遡ったところで、はじめてイワナの反応があった。

　田園のなかを快適に釣りあがる。その年にもよるが4月の半ばとなれば雪も消え、残雪を踏まずに護岸の上から、歩きながら釣り糸をたらせる。

　ポイントはやはり段差の下の滝下だ。瀬もあるが、いくつも段差があるので、その下に寄りつくらしい。

　田園地帯がおわり、高い砂防堰堤の滝が目に入る。この上でも小さなイワナを一匹だけ釣っている。それより上にはまだ行っていない。

　天候に恵まれると、とても気分のいい釣り場である。渓流としてはいささか面白みに欠けるが、イワナはそれなりに釣れるし、花の季節には散策にやってくる人も多い。

　ジロボウエンゴサク

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.85603905982&latitude=37.072886213906