志久見川源流部 釜川上流・高山沢・朝日沢
道路が整備され、五宝木集落への交通が容易になったこともあって、山菜とりやイワナ釣りでにぎわうようになりました。
良型のイワナのでる沢ではありましたが、ここも型、数ともに減少傾向のようです。
2009.5.19 火曜日
朝から出かける。一昨日から決めていた、鳥甲山の麓へだ。
・・・下加用の、加用・逆巻線と北野・森ノ宮原線との境、左折したすぐ左側で、なにやら大勢の人が土掘り作業をしている。
どうやら発掘調査らしい。ちらりと見た限りでは住居跡みたいだ。
加用・逆巻線を一気に上日出山集落までゆく。それにしても下日出山までの道がなんとも恐ろしい。
道が狭いうえに右手は崖。眼下には横平川が流れる。ここを生活道路として利用している人達がいるのだから、僕にとってはそれだけで驚き。実際、よくクルマとすれ違う。
結東を通過してまもなく、道が分かれる。辻の道標には「国道117号日出山、妙法牧場竜ヶ窪」とある。
ここで停車、しばし地図とにらめっこした。僕は日出山から来たらしいから、妙法牧場竜ヶ窪でない方へゆけばいいのだろう。
鳥甲牧場の入口のでっかい木の標は、なかば朽ち、蔓や草に覆われていた。
左側の道を下ると前倉だ。
鳥甲牧場はまことに気持ちいい。放牧されていないのは草がまだないからかな。
しずかな高原の牧場に陽差しがふりそそぐ。今日来てよかったな。
牧場を抜け、五宝木におりてゆく。
橋のたもとにクルマを停め、釣り支度する。すぐそこに沢へ降りられるルートがみえる。
アキ缶などのゴミも散見される。あまり釣果は期待できないかもしれない。
五宝木橋と釜川。釜川はこの上流で右に朝日沢、左に高山沢となる。
タックルはグローバル テレスコ赤。おもに5グラムのスプーンを使用する。
小物がやや反応するが、バイトしない。まぁ、いることはいるんだ。
この美渓は落差もなくボサもない。木の枝も高い所にあるので、餌釣りも仕掛けを長くとって使える。人もはいるわけだ。
やがて落ち込みの深みで良型を掛けるもバラす。良型もまだ、残っているんだ。
釜川が高山沢と朝日沢に分かれる手前で、ついに快心の一発。痩せてはいたが尺物だ。
この後はまず朝日沢の方へ遡行する。なにやら水が白いのだが。
1匹も釣れないまま魚止めの滝まで来てしまった。ここでもなし。
コンビニ弁当の空がおちている。
「俺の釣った後だ」といいたいのだろうか。
途中、川の両脇にコンクリートの遺構があった。橋の跡らしい。
どこへ通じる道なのだろう。そんな好奇心にかられて左岸のコンクリート上に上がってみたけど、わずかにそれっぽい径の痕跡を残すのみとなっている。
もどって高山沢へ。こっちは水が澄んでいる。小物ながらイワナも釣れる。こっちの方はまだ先行者があまり入ってないのだろうか。
ここでも川原の真ん中にコンクリート遺構がある。朝日沢のそれと通じていると思われるが確かめる時間的余裕はない。
やがて川が狭まり、ゴルジュとなる。ここで良型を2匹上げた。
この先は、捲けないこともなかったが帰りの時間に余裕を持ちたかったので納竿。
一日でできるのはここまでであろう。
ルアーを追う魚影は多いがなかなかシブい。
残雪が現れた。今年は少雪だったからこれで済んでいるのだろう。
雪の向こうはゴルジュ。何匹ものイワナの遊泳がみられた。
これを見て納竿。
帰りは来た道ではなく、妙法牧場の道を行く。途中、高野山貯水池に寄ってみた。
山の中に大量のコンクリートで造られた巨大建造物。この付近は立ち入り禁止だが、景観はいいのだから、もったいない気がする。
この辺りではまだ、カタクリ、ショウジョウバカマが咲いていた。
残念ながらこの先は入れない。
もう少し行くと中津川第一発電所の真上にくる。ここも素晴らしい。展望台でも造ればいいのに。
中津川と見玉・穴藤集落が一望。
反里口方面。
道路はいろんな方向へ分かれていてわかりにくいが、いずれにせよ赤沢集落にいたる道に出るはず。
案の定、谷内の相吉にでた。
つぎに訪れるときはこのルートを行こう。下日出山までの道は心臓によくない。
このあたりの地図
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.59302777708&latitude=36.884765691091
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