ナメアシタケ(キシメジ科クヌギタケ属)
学名:Mycenaepipterygia(Scop.:Fr.)S.F.Gray
あまりに小型で、ふだんなら目にとめることなどなかっただろう。この日小雨まじりの曇天であったが、ときどき射す陽の光がこのキノコを輝かせた。
ときに群生するというが、苔むした朽木に数本が生えていたにすぎない。でも緑を背景にして、日射しをすかして白い傘が、その存在を思い切り主張していた。幻想的な雰囲気にしばし撮影に夢中になった。
時がたつと灰色になってゆき、なかまのクヌギタケとよく似た外見になる。もしかしたらクヌギタケと思っていた小型のキノコはこれだったのかもしれない。
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