ザラエノハラタケ(粗柄原茸 ハラタケ科ハラタケ属)
学名:Agaricus subrutilescens (Kauffm.) Hotsom et Stuntz
英名:Wine Colored Agaricus(葡萄酒色茸), Flat-Topped Agaricus
ハラタケのなかでは、いちばんよく見かけるキノコである。梅雨時にはすでに現れる。
発生場所は雑木林ということになっているけれど、畑のなかにまばらに発生しているのを見たこともある。
食用に採取するならカサの開いていないものや、ひだが肉色のものを利用するべしとある。でももってかえると、だいたいカサのうら面はグレーに変色している。しかも脆いので、丁寧に持ち帰らないと、食べる気にならなくなる。
軽い毒性があるようで、中毒する人もいるらしい。僕はなんどか食しているけれど、なんともない。
フライにしてみたら、なんだかくたんとして食べごたえがなかった。味噌汁の具にしたら、案外とよいダシがでた。汁物か洋風の煮物に合うらしい。・・・そういや、マッシュルームとおなじ料理のしかたがいいと、手持ちの図鑑にもある。
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