堀切川
5月も後半にさしかかっているというのに渋海川も保倉川もおさまっていない。これらの渓流の水源は、菱ヶ岳や深坂峠など北信濃の渓流のそれと同じで、この山々の残雪が消えるまでは、気温が高いほど出水するらしい。本格的な釣期は5月のおわりからから6月となるのだろう。
でもそれ以外の支流には水のおちついた渓流がある。
新潟県 上越市 大島区菖蒲。国道405号線が保倉川にかかっているそのすこし上流に、右から合流しているのが堀切川。本流の保倉川にくらべて、澄んだ水が合流していた。このあたりは「堀切川公園」として整備されている。最初の砂防堰堤のところに駐車場まであるのがありがたい。
関川漁協の立札があって、遊漁証をもとめてから漁をするよう書いてある。これは堀切川にかかる橋ごとに、そのたもとに立ててあった。というのなら、放流されているのだろうな。釣れるんだろうな、と内心問いながら釣りあがるが、何もない。平瀬の護岸のつづくあいだはポイントはあるもののハヤすらいない。
遊歩道が切れるあたりに二つ目の砂防堰堤が現れる。この下で下流域唯一の魚信を得るもバラし。何者だったかは不明。
堰堤の上は自然な流れになる。ただ荒瀬つづきで深みのあるポイントがない。わずかに岸際のタルミでイワナの魚信を、やっと捉えた。
このあと2匹を釣りあげて納竿。なんとなく、この渓流もまだ釣りの時期ではない気がした。小渓流にしては水に勢いがありすぎるように思えた。ここも6月になってからか。
堀切川イワナと、そのポイント。水の勢いがあるせいか、ヘチのこうしたスポットに潜んでいる。
あまり障害物は多くなく、4.5mの竿に3mの仕掛け。エサは予備として持ってきたオキアミ。
ちなみに関川漁協のHP見させてもらったが、保倉川とその支流についての記述がなかったなあ。平成25年度行事予定にないということは今年は放流を見送るのか。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.51704659964&latitude=37.064056702151
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