ムラサキシメジ(紫湿地、キシメジ科 ムラサキシメジ属)
学名:Lepista nuda(Bull. : Fr.) Cooke
地域によっては人気の高いキノコで、僕の住むこの地域でもそうだったらしい。子供のころ、このキノコを採ってきた大人の話を聞いた記憶がある。紫色のおおきなキノコを持ってきて、熱っぽく演説していた。今度また採りに行くという。
ある意味、憑りつかれたんだな・・・。
今ならその心情も理解できる。
味に関しては賛否あり、これは個人の好みというよりはキノコの個体差といっていい。その点ハイイロシメジに似ている。
発生時期も似ていて、紅葉の季節も終わり、そろそろ初雪かという頃に見られる。
ちなみにサクラの樹との関係を指摘する向きもある。いわれてみると思い当たることが多い。山の雑木林の中では高い確率でヤマザクラがあったし、一度は街中の公園内で発生しているのを採ったこともある。そこにはカラマツと、おおきな桜樹があった。
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