シャグマアミガサタケ(赭熊網笠茸、子嚢菌門フクロシトネタケ科シャグマアミガサタケ属)
学名:Gyromitra esculenta
あまりにも小さくて、しかも発生場所が川岸ということから、同定には自信がないが、まぁ近い種であろうと思っている。
4月の初めに、釣りをしていてみつけた。周囲には猫柳や葦が自生し、上流から流れてきた枯れ木や枯れ草の堆積物の上に出ていた。
中毒例。「食後7-10時間を経て、吐き気・嘔吐・激しい下痢と腹痛、痙攣などを起こす。重症の場合には肝障害とその結果としての黄疸[21]・発熱・めまい・血圧降下などが現れるとともに、脳浮腫とそれに伴う意識障害ないし昏睡、あるいは腸・腹膜・胸膜・腎臓・胃・十二指腸などの出血をきたし、最悪の場合には2-4日で死に至ることがある」
それでも毒抜きによって食用になるというが、はたしてそんな危険を冒してまで食する人がいるのだろうか。いや、いるから有毒ながら美味いキノコとして欧州で伝えられてきたのだろう。だとしても、いままでどれだけの人がこのキノコを食べてのたうちまわったことだろう。僕も酔狂を自認しているが、命まで賭ける気にはならない。
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