高棚川3

南魚沼市長崎。

高棚川砂防堰堤工事は続いている。立ち入り禁止前で車を停め、そこから徒歩となる。

崩落している林道高棚線はやはり歩きにくい。それでももう人の往来があるらしく踏み跡がはっきり残っていて助かる。昨年、納竿したあたりから入渓する。

古い砂防堰堤のポイント。良い具合に朽ちていて、人口の建造物とはいえ自然になじんで良い景観となっている。このままにしてほしいものだ。

イワナはというと、なかなかシブい。エサはヒラタカゲロウで、カワゲラほどの効果はないのだが、これしか採れなかったのだから仕方ない。

滝下の壺では無反応。瀬の流れ込みでどうにか小物が釣れた。後釣りとはそういうものである。

大岩の折り重なる渓流は見ていて壮観だが、遡行は困難だ。川と山道をいちいち上り下りしなくてはならない。

その山道も険しさを増し、川も滝場が多くなる。先行者もここまでは来なかったのか、ようやく良型が上がった。

とても魅力的な二段の滝。その下の壺から。目印を一気に水中に引き込む大胆なアタリだった。

これを乗り越えて再び入渓するもイワナには出会えず。この先はまたしても落差のある険しい流れとなり、この滝場を見て納竿した。

山道は続いているようだ。いやこれは登山道か？

とにかくもう道路ではない。ピンクのリボンが枝についているのを見ると、まだ先はあるのだろうが、この先はまたいずれ。はていつになるか。

高棚川

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高棚川2