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小黒川

 

新潟県 南魚沼市 上野

「石打から清津川沿いに出て、中里村へ向かう国道353号線の近くにある小川。石打近くの上越新幹線ガード下辺りから釣れ始め、途中に上野温泉がある。放流により中小イワナが釣れる。」

1993年発行「新潟の渓流と釣り」 新潟日報事業社

 

現場に行けばわかるが、「石打近くの上越新幹線ガード下辺り」はすでにポイントにならない。今は河床まで護岸されているが、この記事はそれ以前に書かれたものだからしかたない。

小黒川5

ありふれた小渓流と思っていたが、すこし考えを改めたほうがよさそうだ。この時期になれば、この付近の小渓流は水量が収まり、農繁期に入ることもあって取水によって減水する。でもこの渓流はまだ雪代が完全にはおさまっていない。源流部に残雪が残っているからだ。しかも、農業用取水されていないらしい。5月も終わりに近づこうというこの日になっても滔々と水が流れる。

小黒川

この渓流で釣りをするのは初めてではない。もうずいぶん前で、記憶もあいまいだが、たしか6月の雨の日、「湯元 奥の湯」のすこし上から入渓した。雨の後で水に濁りがあって、キジ餌で攻めていく。記事の通り、小イワナがテンポよく釣れた。最初の砂防堰堤までくると魚信がなくなり、雨のせいか水量が増してきたので納竿した。わずかそれだけの釣行だった。このときやはり放流により保たれている川なのかなと思った。

いずれちゃんとやってみようと思って、10年以上たってしまった。やろうと思えばいつでもできると思うと、かえって後回しになる。

4月にいちど覗いてみたことがあった。建物の下には、屋根からおちた雪が三角の山になっていて、その先の道も厚い残雪に覆われていた。人の足跡はあったが、釣期はまだ先だと思い、次に訪れたのは5月の後半。巷では季節外れの「猛暑日」といわれているほどの天気の日だ

市道小黒沢線 

小黒川沿いには、荒れた道路が続いていて、道がぬかるんでいるが、ある程度クルマでの侵入が可能だ。すでにクルマのタイヤ痕がある。それをたどっていくと、5段砂防堰堤に行きつく。

小黒川5段堰堤

右の崖からの残雪で道は封鎖されている。クルマでの侵入はここまで。ここから今日の釣りを開始する。

残雪の行き止まり

小黒川5段堰堤下

小渓流にしては雄大なこの砂防堰堤下では釣果がなかった。釣り荒れが予想された。砂防堰堤上はすでに高く生い茂った草ヤブの中を流れる。流れは狭まるが水の勢いはけっこうある。あまりわからないが、深みになるポイントはないので石裏などをピンポイントに攻めていく。

小黒川

  小黒川イワナ

流れが狭いといっても水に勢いがあるのでタルミが思ったより深かったりする。そんなポイントでまずは良型一匹目。やった。放流モノかどうかはわからないが、いい魚がいる。

もう一発。

 小黒川イワナ2

小黒川2

遡ると流れは変化が増してくる。両岸から灌木が川面をふさぐ。その下をくぐりながら小さなポイントをつぶしていくと、強烈な引きが襲う。

  尺上イワナ2

  尺上イワナ

だいたい33p

こんなポイントだから当然チョウチン仕掛けだ。たたんだ竿では魚の強引に対応するのは至難の業だ。ヘタすれば折れる。しかも水の勢いが加わる。さらに使っているハリはスレ鉤だ。外れやすい。まあその時はその時と腹をくくった。結果的にはバラすこともなく取込んだ。この渓流で尺上がでたのだから十分だろう。これで釣欲はいちおう収まったのだが、このあとも覆いかぶさる枝をくぐりながら遡行をつづける。そして次の砂防堰堤に到達。

小黒川山口堰堤

  小黒川山口堰堤下のイワナ

この下では中型を一匹。この上流もすでに茂る夏草に覆われつつある。流れも絞られ、水量も半減する。釣れたのも2匹。このさきも高く生い茂った夏草の中を細くながれるだろう。そう思って竿を収める。

 小黒川4

 小黒川イワナ3

         小黒川イワナ4

 小黒川イワナ5

 

 

 

 

 

                                                        

 

 

 

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