クリタケ(栗茸、ハラタケ目モエギタケ科モエギタケ亜科クリタケ属)
学名:Hypholoma sublateritium(Fr.)Quél
少年時代、家から少し入った裏山のカキの木の切り株に、みごとに発生したこのキノコに一目惚れした。これはすごいキノコと思って持ち帰ると家の者は、「ああ、シモタケか」といった。別段、めずらしいキノコではなかったらしい。それでも「よくとってきたな」といって、軽く扱われることはなかった。
それから数十年、釣りと同様、秋季にはキノコをもとめて野山をほっつき歩くようになって、この「シモタケ」(地方名)とも馴染みになった。
シモタケと呼ばれるのは霜が降るころに発生するからつけられた名称だろう。
広葉樹の朽木に発生するとあるが、スギの朽木にも出ているのを最近みつけた。
気になる記事を見つけた。
「近年有毒成分が見つかり、海外では有毒とされている。過食は厳禁であり、注意を要する。毒成分はネマトリン、ネマトロン、ハイフォロミンA,B[2]」(wikipedia)
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